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代表取締役社長石森勝秀

電気を扱う人を、この業界では「職人」と呼ぶ。
それだけみんな、技術と誇りを持って仕事をしているということです。

人々の暮らしと命に関わる、ライフラインを支える仕事。

当社は、家庭用の低圧電気(100V)から超高圧電気(6万V)まで電気に関する設備工事のほぼすべてを請け負っています。業務は配電、電設、変電、交通施設があり、配電が全体の1/2を占めます。1962年の創業以来、いわゆる営業職を置かず、職人の技術と起動力、チームワークで実績を積んできました。私は二代目で、先代はいつも「仕事の成果、工事の結果を見てお客さんが“次も石森に頼みたい”と感じてもらえる仕事をしよう」と言っていました。創業時代に若手だった職人が現在はベテランとして働いており、今の若手にその精神や技術を伝えてくれています。

2018年のブラックアウトで改めて我々も実感しましたが、電気のない暮らしは考えられません。まさにライフラインを担っているわけですから、社員はみんな自分の仕事にプライドがあり、いかに早くきれいに工事をするかを常に考えています。これは当社の社風のひとつだと思うんですが、たとえば誰かが10分かかってやった仕事なら、8分でやろうとする職人が出てくる。いい意味で競争の激しい会社です(笑)。

それから私たちは、まず「できない」と言いません。工期が短いからとか道具がないからとかで仕事を断ることはほとんどない。受けたら条件内で最善を尽くします。それが評価に繋がり次の仕事にも繋がる。発注者から「石森さんは何をやっても大丈夫だから」と任せてもらえるのも、どんな仕事も最後まできっちり完成させる姿勢が認められているからだと思います。意外かも知れませんが、工事にも“見映え”があるんですよ。プロが見ればすぐわかる。品質と安全に対する発注者の基準が高いので、必然的に私たちのレベルも上がっていくんだと思います。

「社員が気持ちよく仕事ができるよう環境を整える、“後方支援”が私の役目」。

仕事が面白いと感じられれば、やりがいが生まれ地元も盛り上がる。

電気の扱いは危険を伴うし、ある意味命懸けの仕事です。なのにあまり目立たず、一般の人から表立って評価されることもほとんどありません。さらに若い人は建設業に対して大変そうなイメージを抱いているかも知れませんが、私は長くこの業界にいて、苦労をしてもそれ以上のやりがいがある仕事だと感じています。電気のように、人々がふだん存在を意識しない「当たり前」なものは、すなわち「欠かせないもの」です。それを担っているという意味ではこれほど重要な仕事はありません。

会社として力を入れていることに、資格取得があります。社内外での技術研修や資格試験は会社で費用を負担します。電気工事士、施工管理技士などの国家資格も試験費用を補助するので、やる気さえあれば自分のスキルを上げることができます。仕事から疲れて帰って教科書を開くのは大変だけど、資格は人を裏切りません。手当てもふえるし、何より自分自身の価値を上げてくれます。

電気工事という仕事は絶対になくならないし、ロボットが取って代わることもできません。仕事の面白さがわかってくれば頑張れるし、工事を通じて地元に目が向き、このまちで暮らす楽しみも見つかります。若い力で、これからの旭川を盛り上げていってほしいと願っています。

休み時間には職人たちが倉庫に集まって来ます。現場のことや家族のこと、若い人も大先輩も一緒に雑談。

石森電気綱引き同好会は旭川の強豪チームのひとつ。2018年に優勝、翌年は準優勝しています。仲間意識が育まれ仕事にもいい影響が。

インタビュー:2022年4月1日